読書感想文です。

「マンガ 面白いほどよくわかる!古事記」
amazonランキング1位、オリラジ中田敦彦大推薦とありますが、その内容のネタバレは無しと言っても、ズバリ「古事記」ですwww
改めて古事記ってなんだろう?って思われる方には、老若男女問わず楽しめると思います。
タイトル通り、マンガ8割、注釈文2割と言う気軽な感じの内容です。
日本史の授業で、記紀を国史書の様に教わった方々も居られると思いますが、国史として考えると、古事記って何かフィクション作品の様であり、神代の話にも違和感があって、私自身、学生の頃には真剣には勉強しなかったひとりでもありました。
記紀を代表する2つの特徴を、先ずは簡単に理解しておかないといけないでしょう。
1.古事記は天皇家の歴史を記すことを目的としている。
→天皇の正統性を、神代の時代からの血統として説明するものであり、国内向けのものであって、つまりは聖典の類と解釈すれば良いと思います。
2.日本書紀は日本という国の成立を記すことを目的としている。
→国外向けの書物で、原文は漢文です。神代の話は少な目で、欠史八代天皇の様な歴史のかさ増しと思える内容もあったり、特に藤原不比等の改竄関与も濃厚と思われ、どちらかと言うと大和王権の正統性を書物にした内容のものです。
国内外に対して、大和王権は歴史ある国だと知らしめる目的の書物と言う事です。
私が考えるに、何れも正式な国史と言うスタンスでは無く、口伝(私)書と思って読む事がポイントだと思います。
例えば現代に生きる皆さんが、大東亜戦争、第二次世界大戦のお話を正しく後世に伝えられますか?
きっと伝えれたとしても、どこかに真実と違う都合の良い解釈があるのでは無いですかね?私も自信が無いです。
それを数百年と逆上って、記憶媒体も紙と筆のみで残すのですから、国史の真実とは言いがたい部分もあると考えています。
他にも先代旧事本紀(せんだいくじほんぎ)とか、秀真伝(ほつまつたえ)、各地の風土記など、古史古伝の書籍もいっぱいあります。
古事記という作品からは、史実を突止めると言うよりも、日本とは、どんな生い立ち、精神性を持って進んで来たのかを想像するための書物と考えれば、とても楽しく神代の話も読めると思いますよ。
当然、疑問は山ほどあります。
一例として、伊邪那岐、伊邪那美は、一体、どこから生まれてきたのでしょう?
縄文時代の日本は、どんな国だったのか?
天地開闢(かいびゃく)、造化三神、天之御中主、高皇産、神産巣日、別天津神、国常立って何の神様?
富士山や四国が何故、記紀に登場しないのか?
秀真伝って分かりやすいけども偽書とも言われ、ストーリーが、どこか美しすぎる気もします。
そして、GHQが戦後教育として封印した日本の歴史とは何?
昨今、サイエンスが歴史と結び付いて、新たな発見も増えています。
とても面白いですね。
人類学、地政学などの科学的根拠と歴史学を合わせて判断することが増えて来ました。
学生時代にね、学習ではなく学問としての機会を与えてられていたらば、興味の持ち方も違っていたでしょう。
それは先生方もGHQに隠蔽された教育を受けていたので仕方のないことでしょう。
記紀はフィクション作品のようで、安寧を願ってのキーワードが至る所にあるように、私は感じています。国家安寧の願いが神様なのかも知れませんね。
戦国時代には、織田信長の「天下布武」と国を武力によって天下統一。
徳川家康の目指した「天下泰平の世」と言うのも、原点は神代の神話や口伝などに、影響を受けて、それぞれの思いがあったのかも?
…知れませんね。
特に家康は学びの達人とも言われているくらいですからね。
考察が違うと別の見解を示す方が居られるのが歴史学ですし、妄想して楽しむのも歴史学です♪
今更、当時の出来事を正しく鮮明に伝えられる人など、この世に居ないのですからね。