あっ!丁度良いところに加藤さん♪

神道とモノ作りと趣味の辛口コンシェルジュ

【初心者ものづくり豆知識】角度を出すよ

木工作あたりなら、次の方向で角度を出すことが簡単に出来ます。

まぁ、細かな角度は三角関数ですが、一度、学校で勉強したことを思い出してみて下さい。

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「角度なんて分度器ありゃ良いじゃん!」って思われる方もいらっしゃるでしょうけど、分度器がお家にありますか?

私はものづくりも設計もやりますので普通にありますけど、一般の方で学生さんでも無ければ、大探しして出てくるか出てこないかではないかと思います。

 

DIY初心者程度の工作なら、次の方法で事足りる事が多いです。

「45度測る分度器無いですか?」

『そんなの、差し金1本で出来るよ。』って、毎度、教えているのですが、驚く方が多すぎです。

 

やり方は、左右の辺の長さを同じにします。

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直角二等辺三角形思い出して下さい。直角があって辺の長さが同じなら?

内角の和は?…簡単ですよね。

 

では、一歩進んで30度と60度を出しますよ。

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まず、始点と終点を決めます。ここでは仮に10cmとします。


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次に、直角三角形の30度、60度、90度の辺の長さ覚えてますか?

1:2:√3ですね。斜辺が2なので、先ず10cm割る2で5cmです。

写真では左側に短辺5cmをとっています。差し金の右手を下げて、10cmの始点と終点に交差したところに合わせれば、30度と60度の完成です。f:id:wisteriaplus622:20240211110436j:image

あとは組み合わせ次第で色んな角度を出すことが出来ますね。

もっと、細かな角度が必要な時は三角関数ですが、今やスマホの電卓にもありますが、辺の長さを返してくるので、どの関数でどの辺が1か分かっていないと具合い悪いですよね。

三角関数に自信が無くて、細かな角度を出したいならば分度器買って損はないかも?

ただね、物が大きくなると分度器では具合が悪いのですよ。

例えば勾配と言って、屋根とか雨樋とか、ものの長さが長いでしょ?

それよりも始点より、どれだけ進んで、どれだけ上がったら(下がったら)、角度が何度の方が分かりやすいと思います。

勾配の場合は、%や‰で表記する場合もありますけど、超簡単に言うと、水平方向の移動距離と始点から終点までで、上がった(下がった)分を、移動距離で割ったものと言う事です。