コロナ禍下にて観葉植物を始められた方も多いと聞いております。
そんな事から、色々な話を伺ってますが、今年は特に猛暑もあって…
「枯らしてしまった…涙」
「大事に育てたのに…」「園芸のセンス無いのかな」…などなど。
ご心配なく!今年は猛暑でとても難しい環境でプロでも、かなりやらかしてます!
枯らしてしまった初心者の方の話を伺うと、自信が無いから1鉢からと言う方が多い印象です。
私も観葉植物を初めて1年目に、大事に育てていた1本ドラセナ・コンシンネを枯らしてしまいました。正直、ショックでしたよ。
突然、好不調の繰り返しで、最後には何ともならない状態で…
そこで枯らした原因を色々考えたのですが、園芸本とかネットとか動画の情報を鵜呑みにしていたんですね。
これ、一番ダメです!
育成環境が個々に全然違います。
発信者と同じ環境である訳がない。やはり、現物をしっかりと観察する事でしょう。
あくまでも情報は参考のひとつと考えましょう。
「半日陰」どれくらいが半日陰?カーテン越し?軒下?遮光ネット?
「耐陰性」ざっくりし過ぎて、どの明るさからが?暗すぎては光合成出来ませんね。
「水やり」鉢の表面が乾いたら?植物の種類、土の種類で全く違います。
その他にも要素は色々あります。
いくら他者にアドバイスを受けても違うものは違う。
アドバイスする側もその場に居ないし、不調に至った原因は絶対見つからないでしょう。
「先ずは肥料をあげて様子見ましょう。」なんて園芸店は行かないように!
人間でも調子の悪い時、食は進みませんよね。植物でも同じ事です。
私も、あれこれ試行錯誤しました。
そこで、これから始められる方、枯らしてしまった方が挫折しない方法をご紹介。
対策と言ってはなんですが、植物を購入する時は多品種多数鉢をオススメします!
どんなに頑張っても、自生地に近い環境に近くならない適合しない植物があるのです。
なので、自宅の環境に適合する植物を見つける事が、園芸の第一ステップなんですね。
我が家は、もう鉢を数えるのも面倒なほど、つる性の植物が元気良く育っていますが、枝っぽいやつは、なぜだかイマイチなのです。
近所の園芸仲間宅は、ドラセナやミルクブッシュなど、切り倒したくなるほど育つのに、つる系はイマイチなんだそうです。同じエリアに住んでいて、これですからね。
お気に入りの植物はあるでしょうけど、自生地に近い環境を鉢植えで再現することは非常に難しいので、それなりの苦労を覚悟する必要はあるのですが、1鉢のみって、環境が合わなければ、枯れたら全損ですから挫折してしまうんです。
経験を積んでくると、親株から株分けしたりして長く楽しめる様にしているのは、増殖させるのが楽しみな方もおられますが、枯らした時のリスク管理でもある訳です。
南米とか赤道直下の環境とか、この日本で自生地を再現なんて難しいですよね。
そう考えれば、少し気楽に園芸を楽しめるのではないでしょうかね?
因みに、この時期に観葉植物を選ぶには、秋の土用と言って、その昔は土公神様が地上に降りてくる期間と言われ、土を触らないとされていた季節です。
冬越えを迎えているので、出来れば購入は来春の温かい季節を待つのが賢明でしょう。
今、売っているもので、夏バテして元気のない物が散見されますね。
信頼できる園芸店なら、冬越えに耐えそうな株を教えてくれるでしょう。