老子の格言に、『授人以魚 不如授人以漁』という言葉があります。
「飢えている人がいるときに、魚を与えるか、魚の釣り方を教えるか。」 という意味で、「人に魚を与えれば一日で食べてしまうが、釣り方を教えれば一生食べていける」という考え方です。
安易に手助けすることが、その本人の為になるのか?成果がでるまでは腹は満たされませんけど、ずっと側に居てやれるわけでもないのなら自立させることが大事ですよね。
そして、もうひとつが『やってみせ 言って聞かせて 褒めてみせ 褒めてやらねば 人は動かじ』
これは、私が管理職になったばかりの頃に、社長から教えられた話です。
社長の父上殿が歴代大和艦長のひとりであったそうで、山本長官は優しくもとても厳しい方だったと伝え聞いています。
今の世の中、何かと安易に褒めて育てろとありますけど、ただ褒めろと言う訳ではないのです。
ちゃんと自分が正しい行いを見せて教え、やらせてみて間違いは正し、出来たならば評価をしなさい。すれば人は育って行くと言うことですね。
どうでしょう?いい人ぶって安易に手助けしてませんか?褒めると煽てるを間違っていませんか?
それが後進の為に本当になっていますか?後進を育てる手立てはちゃんと出来ていますか?
教えるって自分がしっかり勉強して、失敗したり苦労をして身につけたものでないと出来ないことと分かりますよね?