あっ!丁度良いところに加藤さん♪

神道とモノ作りと趣味の辛口コンシェルジュ

無頓着な小売業が文化をおかしくする。

某小売業の店内スポット放送を聞いて「はぁ?」って…


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本日は大祓え、つまり大晦日ですね。

「本日は大安日、お正月飾りをするには最適日…」

本当に大安日とは言え、◯◯と思われるので止めなさいですよ。

担当者レベルなのか、会社上層部の指示か分かりませんけど、無頓着過ぎますよね。🤔

 

残った鏡餅や、しめ縄など売り切りたいんだろうけど、大祓えの日のお正月飾りは「一日飾り」「一夜飾り」と言って縁起の悪い事とされる事なのです。

因みに、年神様は31日の早朝やってくると言われていますので、本来それまでに準備をするのです。

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そもそも、大量に発注を打てば物が売れる時代でもないし、お正月飾りなら、どんなに遅くても30日で最終見切っておしまいで良しです。

御餅は真空パックで、後に食べる事が出来る物が増えてるので食品ロスの心配も少なくなるかと思えば、分別に手間がかかると、そのまま廃棄が多いみたいで…。余る程、発注する風潮は考えを改めないとね。

 

色んな部門で発注のイロハを教えて来ましたけど、小売業の発注って経験が浅いアルバイトさんでも出来るんですよ。

発注とは、商品特性理解し、廃棄ロスと利益率の仮定が出来た上で、入荷日の人時計算も含め、少しでも利益が上がる様に勘案出来ないと意味が無く、小売業なのに発注って買い物ですから、そりゃ楽しいでしょうけど、失敗の顛末を確認すると、例外無く売らないといけない事が抜けて落ちてます。

輸出入絡みなら為替も関係して来ますね。

 

令和のアップデートとか分けのわからない屁理屈よりも、事の成り立ちを正しく知り、行動に落とし込む事が大事です。

アップデートって、基本ベースになるものが無ければ修正もアップデートも何も無いでしょ?

 

どこぞの食品メーカーさんは、29日を福の日ってPRしてますけど、まさかの12月29日まで福の日PRするとは…。😳

まぁ、福の日も、あれば肉の日もありますがね。

ただ、お正月と言う日本の文化行事をベースに考えるならば、年末29日は二重苦と言って忌み嫌われますので、逆手に取って29日も福で満たしてしまおう!くらいのキャッチコピーがあれば見方も変わろうと私は思うのです。

何か上っ面ばかりで、げんなりしてしまう年末です。