あっ!丁度良いところに加藤さん♪

神道とモノ作りと趣味の辛口コンシェルジュ

路上教習中

新社会人の皆さん、新生活のスタートラインに立ちましたね。

私はおめでとうと言う言葉は毎度使いません。

と言うのも人生順風満帆なら良いのですけど、必ずとは言いませんけど、先人達が経験して来た様に、何らか苦難や困難、挫折に遭遇するであろうからです。

勿論、嬉しい事も楽しい事もあるでしょう。しかし人生楽しいことばかりでは無いですからね。

どちらかと言えば辛いことの方が大半です。

 

新社会人に送る言葉としては、えっ?と思うかもしれませんが『現在地は、まだ仮免許で路上教習が始まったばかりのところ。初心者マークでも無い。』

私の時代は試験場と言う選択肢も普通にあったので、教習所の仕組みを私は知らないので、どんな指導をしているのか分かりませんが、新社会人の方々は現段階では仮免許であって、指導者の元で色々な事を覚えて、ひとりで運転が出来る様になって行くんですよね。

 

これからの生活では、道交法とも同じで、社会や組織の仕組みを理解して、ケースバイケースで、瞬時に状況判断を下して行かないといけないという事なのです。

どんなに自信があっても如何せん経験不足ですよね?

初心者マークが付いていれば、多少の事は大目に見てくれる世の中ではありますが、法定速度40キロとあれば、無理に出す必要はなくても、その速度で円滑に運転する技能が求められるのです。

私の時代には初心者マーク(訂正:あったみたいですが格好悪くて付けていなかった(笑))もAT免許なんてものは無く、免許を取ったなら、すぐベテランと同じ様に走れなんです。まぁ、酷な話でもありますが、それが当時の常識みたいなところもありました。

 

会社の仕事などは道路で言えば高速道路と同じで、最低基準が存在しているんです。

高速道路に乗ったならば、どんなに嫌でも最低速度50キロで走りなさいなのです。

「社会人」「企業人」と言う道路に乗ったのですから、その場のルールに見合う能力を持ちましょうと言うことです。

それを何かと〇〇ハラとか言って、業務を阻害することが、まかり通ってしまうのが、今のおかしな世の中なんですね。

勿論、何事も初めから上手な訳は無いですが、円滑な流れを阻害しない様に個々に努力も必要だと思いますし、意味不明な自信で他者に迷惑をかける事があってはいけませんよ。

 

運転を上手になるには、目的の違う他者との距離感であったり、状況判断を上手にして行く事だと思います。

仕事も人間関係も同様です。そして、全ての人は自分勝手ではいけません。

マイルールばかりになってしまったら、それこそ、あちこちで事故だらけですよ。

F1のレースだって、厳しいレギュレーションが存在しているからこそ切磋琢磨出来ているのです。

それらのことが理解出来て能力が身について、初めての独り立ちってことだと思います。

今朝のニュースでは入社式初日で退職なんて話題もありました。

毎年の様に聞く話ですね。退職請負業なんて仕事もあるんですね。

 

別に道を間違えたなら早いタイミングで戻るのも、道に迷わない方法のひとつなので、私は悪いとは思いませんが、但、そもそも目的地や経由地の設定を間違えていませんかと問いたいところ。

社会人デビューや就社することが人生の目的地ではありませんよ。

どこまで行っても自分の人生ですから、後悔の無いよう目標を持って頑張って下さい。

貴方の選んだ、採用された企業とて、成功者達の集まりとも断言出来ませんし、どこかの自動車メーカーや製薬株式会社の様なこともある訳ですし、社長が偉そうなこと言っていても倒産だってあるのですからね。

初日に退職を決めた方。今、起きている事象は誰のせいでもなく、自分で選んだことなのですから、恨み言を言ってはいけませんよ。

上手く行かないのは、相手が悪いのではなく、貴方の物の見方や考え方、そして判断を間違えたのですからね。

人生ってそんなもんですが、世の中、嫌でも受容しなければならないことが一杯あるって覚悟も必要ですよ。

貴方に何事も都合良く、世の中の仕組みは出来ている訳ではありませんからね。