奈良県周辺には「坐」と付く神社が沢山ある事をご存知でしょうか?
詳しい方に伺うと「朝廷直轄の神社の事だよ」と…簡単に答えてくれたものの、朝廷が管理する神社&神様って何よ?と私は思うのです。
そんな朝廷PRせんでも…
他の地方では、あまり見かけない標記です。
そんな事から、延喜式神名帳やら神社の一覧を見ていると、阿波国の神社に酷似した名前があって、更に坐を付けた様な名が多い事に気付きます。
本当に似てるんですよねぇ〜。
阿波…
そう言えば、大阪に阿波座ってありますよね。
史書を調べると、四国中国九州地方からの産物を陸揚げしていた港町とあり、多くの阿波の人々が移り住んでいたとの記述を見つけました。
つまり「坐」とは「移動して来た現在の地」と言う意味ではないのでしょうか?
座標の坐ですからね。
今迄の素人考察でも、阿波が日本の始り説や、日本人渡来説、天変地異により人々が、九州→阿波→畿内と移り住んだ事を考えた時に、阿波国の神社が元宮で、大和国は分霊して来たものとすると、朝廷のお膝元ですから分霊では朝廷の権力も、大衆の信仰心も集められないと判断し、元宮の名に手を加え、更に「坐」付けたのではないか?それならば祭神も同じで良いし、阿波からの移民も慣れ親しんだ地の神社、そして神様である訳ですからね。
そんなところに「坐」の意味や由来があるのでは無いかと私は考えています。
『移り住んで、今はここに、い・ま・す。』
駄洒落の様だけど、実は本当かもね?
信じるか信じないかは貴方次第です。