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神道とモノ作りと趣味の辛口コンシェルジュ

若宮って何?

事は知人の「あそこの神社が怖いのですが…」の一言から始まりました。

 

近くを通る事も多いのですが、どうも気味悪く、神社好きの私でも寄った事はありません。

何故ならば、どうも墳墓の上に建っている気がしてならないからです。

そこそこの敷地に建っているのに、日中、人の気配も無いし、何かしら人を寄せ付けない雰囲気を持ってます。

周辺の道路を見れば妙な路地だったりして、簡単に近づくなと言わんばかりです。

知人も何かしら気づいていたと言う事でしょうね。

 

と言う訳で創建の経緯などを調べてみますと「◯◯神社は、〜の若宮」と出て来るのです。

 

若宮って、よく神社の名前で見かけますよね。

 

若宮を簡単に説明すると、大別して二つの意味を持っています。

 

①幼少の皇子。また、一般に皇族の子。

②激しく祟る無縁の霊を斎(いわ)い込めるため、大きな神格の支配下において祠にまつり始めたもの。

 

皇族皇子に関わるものか、何かしらの祟りを恐れて、その地に神様を祀ったものと判断して良いと言う事です。

 

この神社の場合は、間違いなく後者だと感じます。

もしかすると、境内をしっかり見て回ったら「〜の英霊を祀った」とあるかもしれませんね。

 

名を変えて、表向きには若宮の文字が見当たら無い事もありますが、詳細を調べて行くうちに、若宮の文字を見つけたならば、創祀創建の意味を、しっかり理解されてお参りされると良いかもしれませんね。