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【初心者ものづくり豆知識】ペンキの容量

ペンキ缶の容量表記が色々あるのに気づいた事ありますか?

同じサイズなのに1kgであったり、0.7〜0.8リットルだったり…👀

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色んな缶のサイズ容量の話してると、かなり長くなるので、一般アマチュアの方が目にする事が多いであろう1kg缶。

 

何故、0.7とか0.8リットル表記があるのかと言うと、水性ペンキの比重って、おおよそ1.2〜1.3なのです。

つまり、0.8×1.3=1.04kgとなる訳です。

製造も物流もkg単位の方が分かりやすいと言う事で、kg表記が多くなっていると感じますが、kgに合わせると比重計算で小数点が出るので、メーカー製造設備によってはリットル表記かなと…。

 

塗料の種類にもよりますので、一概には言えませんが、1kg缶には約0.7〜0.8リットルの塗料が入っていると思ってOKです。

 

塗れる面積の目安は5〜8㎡/1回塗り。

あれ?倍近くも面積が違うじゃないかって?

塗装する対象の素材や塗料の特性、下処理の具合、使う道具や腕前で全然違ってきます。

必ず、缶にある目安表記はチェックしましょう。

1回塗りと2回塗り表記が違う事もあります。

参考までに、6帖間の壁面のみで約30㎡ほどになりますので、4〜6kg必要となります。

 

容量の話ではありませんが注意点としては、塗料はしっかり撹拌する事。

醤油の溜じゃないですが、底の方に濃いところが溜まっています。

振ったくらいでは混ざりませんので、色ムラの原因となりますから、棒やヘラなどを使って底から、しっかりかき混ぜましょう。

割り箸を使っている人もみましたが、1kg缶のペンキではしっかり撹拌する事が出来ませんからね。

 

あとは余分に購入しても、ゴミ処理にお金のかかる時代ですので、全ての作業が終わって補修用に少し残せるくらいの量がベストかなと思いますね。👍

 

更に言うなら、ホームセンターの扱う塗料はホームペイントであって、色コード管理がありませんので、再現性が必要な仕事をする方はプロ用をお使い下さい。