あっ!丁度良いところに加藤さん♪

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ソフト老害?

なんだろうねぇ〜、鈴木おさむさんの著書の事ですが…

 

要約すると、「ソフト老害とは、40代になって職場での上下関係の間に入りバランスを取る立場である人が、上のプライドを傷つけず、下の意見を上手くまとめたつもりが、下の世代から見たら老害に見えてしまう…」事だそうだ。

結局、上司もしくは年長者に忖度するのね的な行為の事なんだろうと解釈しましたが…

因みに忖度は加計学園の時に悪い意味になってしまいましたが、本来、相手を慮る気持ちの事です。

良い意味で使われる事もあるので、問題は見返りを求めるような悪いを忖度をするな!と言うことですからね。

 

 

話を戻して、所謂、「太鼓持ち」ってやつは、今に始まった事でもなくて、いつの時代にも必ず居ましたよ。

別に害と言うほど取り立てて騒ぐ必要も無いと思うし、世代間のインターフェースや対人の緩衝材として必要なところもあるんですよね。

それを当の本人がしんどいと思うなら別ですけど、意外と気にいってやってる人多いんじゃないのかな?

著者の場合は「脱・太鼓持ち宣言」みたいな感じで語られてますが、ハラスメント世代も相当鬱陶しいので、「どいつも面倒くさいので取り次いでやんないよ」みたいな決意も見えたりします。

害なんてネーミングするんじゃなくて、もっと人と話をして上手に利用すりゃ良いじゃん!

「立っている者は親でも使え」と、それこそ老害の昭和世代の言葉にもありましたよ。

何でも害って付けたり、〇〇ハラってのも、いい加減、品も無ければセンスも無い話と思いませんか?そもそもネーミングの時点で対立模様って思いませんかね?

 

若い方々も、自己表現能力やプレゼン能力を磨いて、上の世代を納得させる技量があれば、全然障害などでは無いと思いますけどね?

自分の対話力、コミュニケーション能力を磨かず棚上げして、説明不足の内容を誰が汲み取って承認するのですか?そんな話を聞いてる暇はありませんよって事です。

自分のコミ障ぶりをソフト老害なんて言うなよなって思います。

自分も若き管理職であった時は、取締役会やら管理職の面々から決裁を取り付けるのに、どの様に伝えるかを必死に勉強したものですよ。

SNSばかりやってるのはなく、対面で人と話をすることの大切さを理解して欲しいものです。

 

著者自身は脱太鼓持ち的に「嫌われることを恐れずに」と語っているのですが、そもそも、昔からアドラーの心理学に「嫌われる勇気」ってありますので、そちらも合わせてお勉強されると良いのではないでしょうか?