いよいよ、最高気温は20度超、最低気温も二桁の予報を耳にするようになりました。
花粉と黄砂で悩ましいところもありますが、新芽が動き始めているのを実感します。
残念ながら冬越えで負けてしまった物もありますし、今まで色々な試行錯誤があっての決論としては、その植物の自生地環境に、どれだけ生育環境を近づけられかがポイントだと思います。
もしくは適合しないものは、格好良くても可愛くても初めから購入しないかですね。
我が家の環境の中での適合にはなりますが、つる性は良く育ち、枝っぽいやつは手間がかかるか、その植物にとって苦手な環境の様な気がしています。
我が家の植物の自生地域分類をしてみると…
・ポトス◯ 一部品種△ 東南アジア
・パキラ◯ 中南米
・姫モンステラ◯ 東南アジア
・ドラセナ△ 熱帯地域
・ディフェンバキア△ 熱帯米
・カポック◯ 東南アジア
・ザミオクルカス◯ 熱帯アフリカ
・ムラサキオモト△ 熱帯地域
・ナギ◯ 温帯地域
・サンスベリア◯ 熱帯アフリカ
・ガジュマル◯ 東南アジア
・ミリオンバンブー△ 熱帯アフリカ
・コーヒーの木◯ 熱帯アフリカ
・ヒポエステス✕ 熱帯地域
多肉類は除外、一般的な属名称分類のみ。
サボテンが簡単と言うのは嘘ですよ。
園芸店の方も肥料メーカーさんも同様の解釈です。
改めて見れば当然かなと思いますが、温度だけではなく、湿度の事もあるでしょうし、日向日陰の違いもあるでしょうし、基礎体力的なところもあるとは思いますが、我が家では、ドラセナやミリオンバンブー、ディフェンバキア、ムラサキオモト、ヒポエステスと一部のポトスに少々手こずっています。
正直、アフリカ系は有無を言わさず強いです。気を付けるのは根っこ冷やさないように、根腐れさせないように水が切れてから水やりすれば何も問題ないです。冬越えも全然問題無しでした。
アフリカ系の自生地では水や栄養が少なく、昼夜の寒暖差も乗り切れる植物なのですから、そもそも基礎体力的に強いのでしょう。
あまり植物をお世話したくない初心者の方に、私はピッタリの観葉植物だと思いますよ。
よく初心者にはポトスとか言いますけど、容易さはダントツでアフリカ系でしょう!
ポトスって取り敢えずは何とかなる植物ですが、神経質な部分もあります。
ラフに扱って良いポトスは、ゴールデンとパーフェクトグリーンくらいでしょう。
我が家のミリオンバンブーはコナカイガラムシにやられて農薬を結構使ったので、適合判断は微妙な結果でした。
園芸を始めたばかりの人ほど多品種複数鉢を1年通して育ててみて、自分の部屋に合うものを見つけた方が良いと思います。
もし、生育環境が適合しない植物があったとしたら、苦労はするし、一鉢のみしかないのに枯らしてしまったら、園芸のセンス無いかと挫折感も半端ないので多品種が良いと思います。
土との相性の良い子も居れば、水耕の相性の良い子も居るし、土でも水切れ気味が良く育つ子も居れば、水持ちの良い土が良く育つ子も居ることが、ひとつずつ分かって来て、やっと植物の特徴が分類出来たって感じです。
それこそ、園芸店の親分が「水やりだけでマスターするのに最低三年だよ。」と言われるのも納得です。
そう言えば肥料屋さんが面白い話をしてくれました。
「床屋さんにはドラセナぴったりで、本当によく育つんだよ。」らしいです。
温湿度的に環境ピッタリなんでしょうね。