正確に計りたい場合は、もちろん計測器具を使って頂きたいのですが、ざっくりと木材とか、板材の重量を知りたい時に覚えておいて欲しいのが…
体積✕比重が重さですよね。
更に体積と言えば、縦✕横✕奥行きですね。
例えば厚み15mm✕幅450mm✕奥行き200mmの無垢板があったとしましょう。
私の仕事では単位がmmが多いので、分かりやすく単位をcmに置き換えて、1.5✕45✕20(cm)=1,350
次に木材の比重を掛けます。スマホ持ってれば比重くらい簡単に調べれますよね。
木材には比重が色々ありますので、ここは仮に0.5としておきましょう。
つまり1,350✕0.5=675（ｇ）となる訳です。
1kgあるかどうか、木材は含水量があるので乾燥したものと湿ったものは異なります。
そりゃ、ご存知の通り、水の比重は1.0ですから重くなるのは当然ですよね。
次に円柱の体積なら、πｒ²ｈって習いましたよね？
円周率を3で習った方に設計はさせたくないですけど、まぁ、教育が間違っているので、そこは本人達には責任はありませんので、分かりやすく3としておきます。
直径10cm、高さ20cmの木の丸棒とした時に、
円周率3✕半径5cm✕半径5cm✕高さ20cm✕比重0.5=750ｇとなります。
プロと言って置きながら、棚板の材料の重さすら分からないプロも居ますから、残念な世の中ですよ。
