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コナカイガラムシが撲滅出来ない訳

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コナカイガラムシを一匹でも見つけたら、徹底的に駆除と申して来ましたが、徹底駆除と言っても、やはり極稀に出て来ます。

昨年、大量被害にあって以降、原因究明や対処に血眼になったもので、殺虫材のレビューやら資料などを参考にあれこれやって来たところ、葉や茎の様子から隠れているだろう場所の特定まで出来る様になりました。😅

 

ポトスの場合、茎の別れている場所や古く黒ずんだ茎皮に隠れていて、水切れし始めたタイミングで葉色を変える茎には、少量であろうがコナカイガラムシが隠れている事が圧倒的に多かったです。また、鉢土から上は何とも無いのに、土を少し除いたらそこに居た事もありました。

 

「この殺虫剤では駆除出来ない」とマイナスレビューの書かれていた製品もありましたけど、虫が隠れたところへ届いていなければ、どんな製品でも、きっと効果は無いですよね。

 

私の対処方法のまとめです。

室内ではコナカイガラムシが舞い上がって戻って来るので出来れば屋外作業が良いです。ただ、他のお宅に迷惑になるといけないので、雨の日とかを選んで作業するとか、どうしても室内しか作業スペースが無ければ、お風呂で一度、水を撒いてから作業とか良いかもしれませんね。

衣類は作業が終わったら着替えましょう。

 

①茎の分岐しているところを重点的に点検する。乾燥した状態で葉とか茎に光ったシミの様な物があったら、コナカイガラムシの排泄物の可能性あり。白い粉や綿状のものは100%アウトと思って除去します。

ブラシを推奨する記事も見ましたが、他の場所に移してしまう可能性があるので、濡らしたブラシが良いと思います。

②茎に残る黒ずんだ古皮類は極力除去します。

③鉢土上にある枯れた枝葉や気根のクズなども全て除去します。

④電動式エアダスターで、虫らしきものは全て飛ばします。缶スプレー式は部分的に冷たくなり植物を痛めますので使用しない。電動式エアダスターは風力がコントロール出来ると、鉢土表層の虫も飛ばせます。

⑤電動噴霧器で水洗い。多少圧力が必要です。

⑥虫の付着量によっては、迷わず剪定もしくは摘芯したほうが、後々大事にならないかもしれません。

⑦発生していたところにピンポイントで殺虫材を噴霧する。状況応じ全体にも噴霧します。植物に安全な農薬と記載してあっても、噴霧によって株が弱らせてしまった経験もあります。

⑧新しい株をお迎えする時は、すぐに一緒にしない。株の状態次第ですが、一緒にする前に農薬を噴霧しても良いです。自然界の物なので、生産者から園芸店の間の何処かで付いてしまう事は避けられません。

故に管理の悪い店での購入は避けましょう。分かって来ると株に鼻を近づけると臭いで分かる様になりますよ。👃

私の利用するお店のスタッフさんが言うには「カブト虫の臭いがする」私が想像するに、コナカイガラムシのベタベタした排泄物の臭いだと思います。初期にはあまり臭わないので、あくまでも目視点検が基本になりますね。👀

 

ここまでやっても、外出した際に身体につけて帰って来る事もあります。

5〜8月がコナカイガラムシの活動が活発になる時期ですので、春のうちに対策を検討しておく必要があると思います。🌱