あっ!丁度良いところに加藤さん♪

神道とモノ作りと趣味の辛口コンシェルジュ

ポリポッドの植え替えタイミングは?

我が家の生育環境下でのポトスのお話です。

ポトスの苗販売でよく見かける黒いポリポッド。

一般的には2週間くらいのうちには、鉢に植え替えることが望ましいと聞いており、今までその手順を踏んできたのではありますが…

どうやら品種によっては違う手順の方がコンディションが良いようです。


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左はポトス・ライムで、購入直後に根鉢を崩さず育苗ポッドに移動。隙間を鹿沼土赤玉土主体の観葉土で埋めたもの。とても順調に育っています。

 

右はポトス・マーブルクインで、ライムと同様の手法を取ったのですが、日に日に調子がおかしくなり傷んでしまったので、緊急オペでセラミスに植え替えを行ったもの。

実は三株分救済したので、それなりのボリュームに見えますが、明らかに失敗した感じで、セラミスに植え替えてからは、葉のハリやコシがしっかり出始めて順調に回復傾向にあります。


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こちらの二株は、購入後、既に三週間ポリポッドのままです。

見栄えの事もあるので、育苗ポッド投げ込みで生育中のもの。

神経質なマーブルクインにしては、所々、傷みはあるものの順調です。

そろそろ、ポリポッドの底穴から根が出てきそうな雰囲気ですので、植え替えタイミングかもしれません。

 

どうやら、弱い品種においては、環境に適合するまで、ポリポッドのままの方が良い気がします。

 

生産者から販売店、そして個人宅へ。

環境変化に植物が対応しきれない状態での植え替えは、きっとリスキーなのでしょう。

所詮、販売苗など根が成熟していないものが多いので、一律に二週間を目処にと言うのではなく、ポリポッド内での根張りを確認してから植え替えが正解の様な気がしています。

 

ポトスは簡単と言いますが、私の感触では曲者です。

初心者の方は、やはり鉢植えで販売されているもので水やりの練習からです。出来れば多品種寄せ植えは避けましょうね。水や日当たりのタイミングが違ったりしますので失敗しやすいです。気がついたら1品種のみ枯れてしまうなんて事にもなりかねません。

私もやらかしました。

 

ポッド苗からお気に入りの鉢に植え替えを考えている方。

きっと、ポリポッド内では殆ど根が出ていないと思います。実際、他の植物でも根は殆ど生育してない状態の物が多かったです。

生産者も根張りを待っていたら商売にならないのでしょう。

園芸業界関係者に聞いたら、輸入の観葉植物など土に差しただけで、高湿度下で芽だけ出させて日本に送って来るものが多いそうです。

そんなことから、定植の確率を上げるには、お気に入りの鉢に取り敢えず投げ込んだまま我慢して、まず自宅の環境に馴染ませましょうね。

植え替え初期の頃には、園芸動画にあるような鉢底から水が流れるくらいたっぷりが良いとは限りません。あくまで土質との相談です。

品種にもよりますけど、2〜3日で乾く位の水やりが観葉植物には良いと考えます。1週間も湿っていたら根腐れの確率がグンと高くなると実感しています。

 

ポッドからの植え替えタイミングは、水やりのタイミングが丁度良いかと考えます。

ポリポッドのポトスなど乾燥してくると、土も根も収縮してして固まるので、根鉢ごとスルッと抜けますし、根鉢を触らず植え替えなら、弱い植物でも比較的安心ですし、植え替え時の土洗浄もリスキーだったりしますので、極力ストレスを与えずに済むと思います。

 

いよいよ、5月に近い気温の日が多くなりましたので、色々な動きや発見がありそうで楽しみです。

 

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こちらは、昨年、急に不調になったマーブルクイーンのリカバリー鉢から、突如現れたステータス模様の葉。DNA的に関係性が見とれますね。

こちらの株は、購入時より白斑と言うよりも、少し薄緑な感じだったので、先祖返りの様な状態が発生したのかもしれません。

マーブルクイーンの鉢としては、おかしな状況ですけど、摘芯するか少し様子を見ても面白そうですね。