きっと盗難対策やお子様や高齢者の方などの見守りに使われている方も居られるでしょう。
今日はタグの電池交換をしたついでに、私が導入した際に迷ったことを記事にしようと思います。

ただね、これらの商品説明が混同されていて、一体どっちなんだろうって、よくよく確認しないと思惑と違う事が起きます。
安いからこれで良いと言う選択は要注意かも知れません。
タグはスマートタグとかエアタグなんて呼び名がありますが、同じものとしてスマートタグで話を進めます。
さて一例ではありますが、この似たようなガジェットの違いとは、分かっている様で、その違いは何ぞやと言うことにて、仕組みと実際使ってみた感想等です。
先ず、仕組みの差を超アバウトに設定すると、本体に広域の通信機能を持っているか否かって感じで良いでしょうかね?
んんん?
どっちもGPS信号と通信よね?
これが混同されるところ。
もっと分かりやすく言うなら、トラッカーはスマホのGPS機能と位置データ通信に特化させた様な感じで、中には緊急通報の機能を持っていたりもします。
方やスマートタグはスマートフォンにあるBluetoothの電波を利用した上で、周辺にあるスマートフォンと接続して、スマートフォン回線の電波に間借りして、サーバーに位置情報をお知らせしているって感じになります。
なのでトラッカーでは月額有料。
スマートタグは無料ってな感じで見分け方も出来ます。
実際、スマートタグとスマートフォンを持って、バイクで走ってみると、市街地はサーバーに細かく位置情報を記録していましたが、山間部や田畑が続く道では、記録間隔が広くなる傾向にありました。
単純に移動速度では無い様です。
通信頻度の問題だと思います。
試しにタグを一定の場所に置いたままにして監視し続けると、測位間隔がマチマチだったり、いきなり外れた位置に飛んだりするのは何だろうなと…

2時間分の記録モードですが、タグは移動していませんよ。

答えはタグの近くを通った人がスマートフォンを持っていて、その電波を間借りした最後の時間と言う事になります。
位置もアバウトですし、表示している時間は、情報更新をしても30分前です。
対してトラッカーは指定した時間や一定間隔で測位情報を知らせて来る設定も可能です。
緊急通報の仕組みも単独で通信出来るからですね。
これらの特徴からトラッカーは通信機能に電源を消費しやすいでしょうけど、測位情報を拾って、直接サーバーへ通信して来るので、GPSが正しく拾える場所ならば、タグより正確な位置情報と思います。
又、リアルタイムに近いですね。
あのスマートフォンを置き忘れた時に探す機能と同じと思えば良いかな?

Google Find Hub
対してスマートタグは、周辺にスマートフォンなり、通信環境が多数あれば、結構、正確な位置情報を示して来るのでしょうが、他者のスマートフォンに、ある意味依存している部分があるので、突然、大きく位置情報がズレが生じたりたり、記録間隔が広くなったりするのだと感じました。
幾ら更新ボタンを押しても測位情報はリアルタイムではありません。
探し物をする時などは、直接、Bluetooth接続出来る範囲まで近づいて、自分のスマートフォンで対象物を探し出せると言った仕組みです。
故にタグの消費電力も少なく小型に出来るメリットもあるのでしょう。
でも、それって言い方は悪いけど、他人のスマートフォンに勝手に相乗りしてる事になりませんかね?
「いや、自分はBluetoothはOFFにしてるから…」
いえいえ、使う使わないの話であって、電波は出てますよ。
あのスマートフォンは、いつも聞いているって話と同じで、スタンバってるんですよ。
私が現在バイクに使っているスマートタグは3ヶ月程度でボタン電池を交換しないといけないですが、最近カード型の10年電源不要なんてのもあります。
充電は不可なので、最終的には使い捨てになるみたいですが、とても興味のあるガジェットです。
今、母親の使うトラッカーは、充電環境が無いと無理なんですよ。
車載専用ならバッテリー電源に接続すればOKなものもあります。
大きく分けての特徴ではありますが、まぁ、何れにせよ、当たり前のことですが、電波の届く範囲に無いといけないって事です。
GPS信号って衛星信号ですけど、どこでも確認出来ると思って、その言葉だけに惑わされてはいけませんよ。
測位情報を返す電波の届かない場所では、何れも役に立たないって事ですからね。
さて、それぞれの特徴を理解した上で、選択理由が、リアルタイム、緊急信号発信機能が優先事項ならば、通信費が掛かってもGPSトラッカーですし、万が一の時にアバウトでも所在さえ分かれば良いのならば、スマートタグと言った使い分けになるのではないかと思います。



