言葉だけをみると、批判的って嫌な感じですけど、客観的論理手法であって、ロジカルとクリティカル、論理的と批判的のふたつですね。
あまり批判的な考え方ばかりでは疲れてしまうので、バランス感覚とコミュニケーション能力も重要です。
前回、情報過多の時代においては、客観的論理手法のクリティカルシンキングが重要だとお伝えしました。
その中で、私の言う遠いところの情報って一体なに?
簡単に言えば、主観や思い込みによる影響を受けていないところの情報ってことです。
もっと分かりやすく言うならば、自分と相反する意見ですよ。
そして、都合が良かろうが悪かろうが、それらの情報に、どこか矛盾が生じていないのかを、都度、再考察する思考能力が大事と言うことです。
某ビジネススクールの面白い記述を見つけましたので引用します。
「動画視聴」について考えてみましょう。最近は完成度が高く、分かりやすいものが数多く提供されています。
動画で学ぶメリットは、読書に比べると時間あたりの情報量が多く、短時間で大量の知識をインプットできるので、「勉強したぞ!」という満足感が得られます。
一方で、落とし穴もあります。それは動画を視聴するだけでは、「自分の頭で考える(思考力を鍛える)」という営みがほとんど生じないという点です。
はい!ズバリ思考能力の低下と欠如ですね。
どんなに動画を観たところで思考することがないのですから、企業研修などのビデオ研修、eラーニングなども導入されてますけど、それでは疑似体験に満足しただけに過ぎず、従業員の技能も感性も一向に育たないって当たり前の結果なんです。
某企業で労災事故が多く、eラーニングを導入したけど、事故が減らないどころか、更に大きな事故が発生しているからと、従業員にまでアイデアを求める始末ですから…
やっぱり、目の前でやって見せて、個々に考えさせることを省いてはいけませんね。
何事も自分では考えない、考える気配もない、もしくは自分がスマホで調べたもの、動画でやっていたものの全てが正解との思い込み…まぁ、そもそも考えてないので疑問も湧かない。本当に情けないよね。
日々、相談がどうのとお話しを伺う方にも、その様な方々が昨今とても増えています。
気がしますではなくて、増えてます!
私は先人や師匠たちに、「お前の頭は帽子掛けか?考えるために頭はあるんだぞ!」って、次々と入れ代わり立ち代わり、しごかれたり、こつかれたりしたものですけど、今の時代に、そんなこと言ったら、やったら、直ぐにハラスメントとか言って、体たらくな者の方が往々にして被害者ぶって、しっかり意味も理解出来ていないのに悪用する時代ですからね、本当に厄介な世の中だ。
日々、動画漬けの方。それは疑似体験ではないのですか?
積極的に読書しましょうね。スマホやタブレットで読みゃ良いじゃん!ではなくて、自分の足で本を探し回るって大事な行動なんですよ。
なぜって?スマホの画面ってミクロな部分でしょ?マクロに広く物事を見るって、予期しない新しい発見があったり、とても大事なんです。
本を探し回る時間が無駄って、本屋さんの棚って楽しいですよ。
スマホで遊んでる時間の方が、余程無駄な時間じゃないですかね?息抜きならOKですよ。でもスマホに依存してばかりじゃ、本当にアホになりますよwww
更に言うなら、普通の買い物でも同じで、自分の足で苦労して探して回って見つけた物の方が満足度も高いのですよ。
今は勢い無いけど、あの◯レッジ◯ンガードって、その人間の特性を利用した商売だから分かりますよね?